LGBTQへの取り組みはどんどん進んでいます!

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公開日:2024/11/18

LGBTQで世界最大の旅行イベントが開催されました

性的少数者(LGBTQ+)に焦点を当てた世界最大の旅行イベント「IGLTA世界総会」が、10月24日に大阪市で開幕しました。このイベントはアジアで初めての開催となり、23~26日の期間中に50以上の国や地域から約540人が参加します。LGBTQ+が安心して旅行を楽しめる環境作りや新しい旅行商品の企画について議論が行われます。

開会式で、IGLTA(国際LGBTQ+旅行協会)のジョン・タンゼラ会長は「業界全体でLGBTQ+旅行者をよりサポートしていく」と述べました。参加者には旅行会社、航空会社、ホテル、観光局の担当者などが含まれ、LGBTQ+旅行者向けの接客マナーや性別にとらわれないバリアフリートイレの設置について情報交換を行います。理解を深めるためのセミナーも開催されます。

アメリカの旅行会社のトーマス・カーペンター氏は「日本はLGBTQ+にとって安全で快適な場所であり、ビジネスの可能性も大きい」とコメント。一方、日本の旅館関係者は「LGBTQ+向けの接客マナーを学びたい」と意欲を示しました。


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1.LGBTQのニュースに焦点を当て弊社スタッフがコメント!

・住民票の表記を同性婚と同じに?

同性カップルに「夫(未届)」「妻(未届)」と記載した住民票を交付する自治体が増加しています。長崎県大村市では5月に導入し、背景には「パートナーシップ宣誓制度」の影響がありました。栃木県鹿沼市や愛知県犬山市、東京都世田谷区・中野区も同様の取り組みを進めています。一方、総務省は「健康保険や年金手続きで問題が生じる」として慎重な姿勢を示しており、自治体の対応を注視しています。多様性を尊重する動きが全国で広がっています。

〇同性カップルに事実婚と同じ表記を認める自治体の増加は、多様性を尊重する社会への重要な一歩だと感じます。行政が柔軟に対応することで、同性カップルの生活がより快適になる可能性があります。一方で、総務省が懸念する実務的な問題も解決が必要で、国全体での議論や法整備が求められると考えます。この動きがさらに広がることを期待します!


・マツダ、LGBTQ+尊重の取り組みで『PRIDE指標』最高評価を獲得

マツダは11月15日、LGBTQ+に関する取り組みが評価され、職場の多様性を推進する「PRIDE指標2024」で最高位の「ゴールド」を受賞しました。同社は差別禁止を掲げ、同性婚や事実婚を配偶者に含む人事制度を整備。定期的な啓発活動や2024年度の「人権ミーティング」開催を通じ、全社員が働きやすい環境を目指しています。受賞を励みに、多様性を尊重し魅力ある職場づくりを推進する方針です。

〇マツダのLGBTQ+に関する取り組みが「PRIDE指標2024」で最高位を受賞したことは、多様性を尊重する企業文化の模範例として素晴らしいと感じます。差別禁止や事実婚を含む制度整備に加え、啓発活動を通じて全従業員が働きやすい環境を目指す姿勢が印象的です。この受賞が、他企業にも多様性推進の重要性を広めるきっかけになればと思います。

・トイレ使用制限撤廃!
経済産業省は12日、トランスジェンダー職員に対する職場の女性用トイレ使用制限を撤廃したと発表しました。同省はこれまで、勤務フロアから2階以上離れたトイレのみ利用を許可していましたが、2023年7月の最高裁判決や2024年10月の人事院の再判定を受け、全ての女性用トイレの使用を認める対応に変更しました。この決定により、職員の権利を尊重した職場環境の改善が進められます。

〇経済産業省がトランスジェンダー職員に対するトイレ使用制限を撤廃したことは、権利尊重と平等な職場環境を実現する重要な一歩だと思います。特に最高裁判決や人事院の再判定を受けた柔軟な対応は評価に値します。こうした動きが他の機関や企業にも広がり、全ての人が尊重される社会づくりに繋がることを期待します。

・トランスジェンダー公表の政治家が米下院に当選
米大統領選と同時に行われた下院選で、デラウェア州のサラ・マクブライド氏(34)が当選し、トランスジェンダーを公表する初の連邦議員となりました。2016年に民主党大会で演説を行い、20年には州議会上院議員に当選するなど、LGBTQ擁護の活動で全国的な知名度を築いてきました。一方で、米国ではトランスジェンダーに反対する動きが37州以上で見られ、マクブライド氏に対する中傷も報じられています。

米大統領選と同時に行われた下院選で、デラウェア州のサラ・マクブライド氏(34)が当選し、トランスジェンダーを公表する初の連邦議員となりました。2016年に民主党大会で演説を行い、20年には州議会上院議員に当選するなど、LGBTQ擁護の活動で全国的な知名度を築いてきました。一方で、米国ではトランスジェンダーに反対する動きが37州以上で見られ、マクブライド氏に対する中傷も報じられています。



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2.日本と世界のLGBTへの取り組みの違いとは

日本と世界のLGBTQへの取り組みには顕著な違いがあります。日本では、LGBTQの権利向上に向けた動きは進んでいるものの、法的な保護や社会的認知はまだ不十分です。例えば、同性婚は認められておらず、パートナーシップ制度も自治体によって異なります。一方、欧米諸国では、同性婚が合法化され、LGBTQの権利が広く認められています。さらに、教育や啓発活動も活発で、社会全体の理解が進んでいます。これにより、LGBTQコミュニティの人々がより安心して生活できる環境が整っています。日本も徐々に変化していますが、国際的な基準にはまだ追いついていないのが現状です。


〇日本のLGBTQへの取り組みは、徐々に進展しているものの、依然として法的保護が不十分であることが残念です。特に、同性婚が認められていない点は、国際的な基準から見ると遅れをとっています。一方で、欧米諸国の進んだ取り組みは、社会全体の理解を深め、LGBTQコミュニティが安心して生活できる環境を築いています。日本も変化の兆しを見せていますが、さらなる啓発と法整備が求められます。




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3.LGBTQの人が学校や職場で困ることとは?

□学校

学校における男女別の校則は、多くの生徒にとって困難を引き起こしています。特に、髪型や靴下の長さなどが性別によって厳格に定められている場合、自分らしい格好ができず、自己表現が制限されることがあります。例えば、男子は前髪が眉毛より上でなければならず、女子は髪を結わなければならないといった規則が存在します。

また、トイレや更衣室などの設備も男女で分けられているため、戸籍上の性別と自認する性が一致しない人々にとっては、使用が難しい状況が生まれます。周囲の目が気になることで、安心して利用できず、場合によっては自分のセクシュアルマイノリティであることが知られてしまうリスクもあります。

さらに、多くの学校では制服が男子用と女子用に分かれており、制服を選べる学校も増えているものの、周囲の目を気にして望む制服を着用できない生徒もいます。このような状況は、個々のアイデンティティを尊重する環境を妨げています。

すべての生徒が快適に過ごせる学校環境を整えるためには、性別に基づく校則や設備の見直しが必要です。多様性を受け入れ、すべての人が自分らしくいられる学校を目指すことが重要です。


□職場

LGBTの方々にとって、自分らしく働くことは容易ではありません。カミングアウトをしても、職場が受け入れてくれるかどうか不透明であり、偏見やハラスメントを受けるリスクがあります。親しい人にカミングアウトしても、アウティングされる可能性があるため、安心して自分を表現できない状況が生まれます。このような環境では、自分の悩みを相談することも難しく、理解者がいないことで孤立感が増し、負の連鎖に陥ることがあります。

さらに、日本では同性のパートナーが法的に認められていないため、企業でもその扱いが不十分です。多くの企業では、同性のパートナーと社員寮に入居できない場合があり、扶養手当も認められません。このため、パートナーが亡くなった際には、忌引きや結婚祝いなどの福利厚生を受けることができず、精神的な負担が増すことになります。

このように、LGBTの方々は職場でのカミングアウトやパートナーシップに関する問題に直面し、自分らしく働くことが難しい状況に置かれています。社会全体での理解と支援が求められています。


〇学校や職場における性別に基づく規則や制度は、多様性を尊重する上で大きな障害となっています。特に、自己表現が制限されることで生徒やLGBTの方々が感じる孤立感や不安は深刻です。性別に関係なく、すべての人が快適に過ごせる環境を整えることが急務です。社会全体での理解と支援が必要であり、個々のアイデンティティを尊重する取り組みが求められていると思います!




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4.まとめ

最近、大阪市で開催された「IGLTA世界総会」は、LGBTQ+旅行者のための安全で快適な旅行環境を整える重要なイベントです。約540人が参加し、業界全体でのサポート体制の強化が議論されました。日本の旅館関係者も接客マナーの向上に意欲を示しており、LGBTQ+に対する理解が深まることが期待されます!


また、同性カップルに対する住民票の表記変更や、マツダの「PRIDE指標2024」での最高評価受賞など、多様性を尊重する動きが広がっています。経済産業省がトランスジェンダー職員のトイレ使用制限を撤廃したことも、権利尊重の重要な一歩です。


一方で、日本のLGBTQ+に対する法的保護は依然として不十分であり、特に同性婚が認められていない点は国際的な基準から見ると遅れています。学校や職場における性別に基づく規則も、自己表現を制限し、多様性を尊重する環境を妨げています。これらの課題に対して、社会全体での理解と支援が求められています。すべての人が自分らしく生きられる社会を目指すために、さらなる啓発と法整備が必要です。


今回も最後までご朗読ありがとうございました。

次のコラムもお楽しみに!


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